平成19年に日本年金機構や厚生労働省のミスが原因で、多くの年金記録が消えてしまうというトラブルが発生しました。それを「消えた年金問題」と言います。保険料を支払っていたのにも関わらず、その記録が消えてしまうと支給されるはずの老齢年金が支給されなくなってしまうことがあります。このような年金の支給漏れは、一体どのような人に起こりやすいのでしょうか。
転職が多い人
何度も転職をした経験がある人は、支給漏れが発生しているおそれがあります。転職をすると、以前勤めていた会社と転職先の会社がそれぞれ手続きを行うのですが、その際にミスが起こると支給漏れが生じます。また、1997年より前に転職をしたことがある人は、いくつかの年金番号や手帳を持っていることがあります。
そうすると、社会保険事務所ではきちんと管理できていないこともあるのです。支給漏れを防ぐためにも、自分の年金記録をきちんと確認しましょう。
結婚をして姓が変わった人
結婚で姓が変わった人は、結婚前の名前と結婚後の名前がそれぞれ別人として年金記録が残っていることがあります。
同一人物でも記録が別人として残っているということは、適切な支給が受けられずに支給漏れが生じてしまうことになります。
間違えやすい名前の人
同じ漢字でも複数の読み方がある名前は誤った読み方で登録されてしまい、別人として管理されているというケースがあります。例えば、「山崎」という漢字は「ヤマサキ・ヤマザキ」というように異なる読み方をすることがあります。また、「ツバサ」や「アスカ」など男性にも女性にも使われている名前の場合も、性別の入力ミスが原因で支給漏れが生じてしまうことがあります。
消えた年金の相談なら老齢年金・遺族年金救済センター
年金の支給漏れを防ぐためには、年金記録を確認することが大切です。当事務所では、年金記録について不安に感じている方からのご相談をお待ちしております。記録確認をしっかりと行い、支給漏れが無くなるようにきちんとサポートいたします。また、障害年金のご相談も受け付けておりますので、裁判請求や審査請求などもお任せください。遺族年金の手続きも代行いたしますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。